スーパーの肉の食品トレーはいらない?袋詰めが浸透していない理由

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スーパーの肉の食品トレーはいらない!という人は多いのに、ほとんどのスーパーは袋詰めではなくトレーに入って売られているのには理由があります。

  • 袋詰めにかかるコスト
  • 機械のスペース
  • 陳列時の見た目

など、調べてみたら袋詰めよりもトレーの方が何かと勝手が良いということが分かりました。

この記事では他にも、肉の袋詰めのメリットやデメリット、袋詰めで販売しているスーパーを紹介しています。

なぜ袋詰めの要望が多いのにトレーで売られているスーパーが大半なのか、疑問に思っている人の参考になれば嬉しいです。

 

目次

肉の食品トレーはいらないと言われる理由は何?

肉の食品トレーがいらないと言う声が多い理由は、袋詰めの方が買う側にとってメリットが大きいからです。

肉の袋詰めのメリット

肉が袋詰めにされているメリットは、

  • 持ち帰りの際かさばらない
  • 冷蔵庫のスペースを取らない
  • 家庭ゴミを減らせる
  • 洗ってリサイクルに出さなくていい

という意見が多数あがっています。

持ち帰りの際かさばらない

トレーに入っている肉はグラム数が多くなるほどトレーのサイズも大きくなりいくつも買うと縦にも横にもスペースを取り袋に入れるのが大変なんですよね。

その点袋詰めならコンパクトにまとまっているので持ち帰るときもラクです。

冷蔵庫のスペースを取らない

お得用みたいな大容量の肉が入ったトレーは冷蔵庫に入れるとスペースを取りがち。

その点袋詰めはたくさん肉が入っていてもスペース渡りません。

家庭ゴミを減らせる

肉のトレーは可燃ゴミとして捨てる地域もあるのですが工夫しないとゴミ袋の中で広がってしまうんですよね。

その点袋詰めなら毎回工夫を凝らす必要もなく捨てるときもコンパクトにできるので家庭ゴミを減らせます。

洗ってリサイクルに出さなくていい

トレーを回収してリサイクルに回す地域では、洗って乾かして回収場所まで持っていくという作業が発生します。

必要なこととはいえ毎回となると大変なんですよね。

その点袋詰めなら可燃ゴミとして捨てるだけなので洗ったり回収場所まで持っていく手間がありません。

 

SNSでも実際にトレーから袋詰めにしてほしいという声はたくさん上がっています。

他にもたくさんの声がありましたが、やはり「かさばる」「捨てる(リサイクルに出す)のが面倒」 という声が多かったです。

中には、汁漏れが心配という声もありましたがお店側は陳列前に汁漏れしていないかちゃんと確認しているので安心してくださいね。

私の経験だとトレーの方がラップの仕方が不十分なのか傾けて持って帰ったりすると、汁漏れしている率が高い気がします。

 

肉の袋詰めのデメリット

肉の袋詰めはメリットだらけかと思いますが、

  • 陳列の見栄えが悪い
  • 型崩れなど影響を受けやすい

というデメリットもあるんです。

陳列の見栄えが悪い

袋に肉をまとめて入れてしまうと均等にきれいに並んでいるトレーに比べて見た目が悪くなります。

型崩れなど影響を受けやすい

トレーに比べて袋は熱や刺激が伝わりやすいのもデメリットです。

お客さんが触ったり移動させることで手の体温が袋詰めの肉に伝わり品質が落ち、また型崩れもしやすいんですよね。


一時期肉や魚などの生ものをレジで購入したあと、エコバックなどに入れるときに中身だけビニール袋に詰め替えてトレーはスーパーのゴミ箱に捨てるという「くるりポイ問題」が注目されていましたね。

袋詰めはエコだし洗う手間もかかりませんが、トレーにもメリットはあるのでトレーか袋詰めかを買う側が選べたらすごく良いですよね。

そういえば肉のトレーごと冷凍してレンジで解凍できるって最近知って驚きでした。

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肉の食品トレーを袋詰めにできない理由はなに?

なぜ肉などの生ものは袋詰めではなく食品トレーで売られているのか調べてみました。

  • 袋詰めはトレーに比べて作業効率が悪い
  • 袋詰めの機械の導入にコストがかかる

トレーの場合捌いた肉を専用機械にセットすれば売り場に陳列できる形が完成されますが、袋詰めは手作業だった頃に比べて改善されたとはいえ時間がかかるので、3割程度は効率が下がってしまうのです。

また、すべての肉が袋詰めになっているわけではなくトレーに入っているものも陳列されているので、

  • トレーの専用機械
  • 袋詰めの専用機械

の2つを置くスペースの確保も難しい。

その上に袋詰めの専用機械の導入費は約100万円と高額なので、トレーの資源コストは削減できるけれど人件費も含むと全体的にコストが上がり、スーパー側も頭を悩ませています。

 

過去にトレーと袋詰めはどちらが購入者が多いかという実験が試験的にスーパーで行われた際、7割以上がトレーを購入したという結果があるんですよ。

肉は空気に触れている方が綺麗な赤みが出るためトレーの方が袋詰めに比べて鮮度がよく見えるというのも理由なのでしょう。

 

スーパーなどのお店側も袋詰めにした方がお客さんの声に応えられ環境にやさしいしエコとはいえ、コストや実際の販売状況などをみると難しいようです。

肉の食品トレーが袋詰めのスーパーはどこ?

肉の食品トレーは袋詰めになっているスーパーは、

  • 西友
  • オーケー
  • サミット
  • コープ長野

こちらのすべての店舗で袋詰めになっているわけではありませんが、トレーをやめて徐々に袋詰めに移行しているスーパーもあります。

以前オーケーストアのスーパーに寄った際、袋詰めで売られている肉が陳列されていたのを覚えています。

確かにトレーと比べると見た目はあまり良くなかったのですが、実際に買ってみるとエコバックに入れる時にかさばらないし、料理で使ったらそのままポイッと捨てられるのですごく楽でした。

普段よく行くスーパーはトレーに入っている肉しか売っていなので、まとめ買いするとエコバックに入れる時にスペース取るし、トレーを洗ってリサイクルするのもやっぱり 面倒だなと感じました。

スーパーの肉の食品トレーはいらない!まとめ

肉の食品トレーはいらないと思っている人は多く、袋詰めにすれば環境にもやさしいし買う側の手間もかからず良いことばかりですよね。 しかしスーパーなどのお店側にはコストや売り上げなど、袋詰めにできない理由があったんです。

一部のスーパーではトレーではなく袋詰めで販売されている店舗もあるので今後増えていくのが楽しみですね。