柏餅の葉っぱの代用品はサルトリイバラなどの植物で代用できますが、手に入れやすいものだと
- レタスの葉
- 紫蘇の葉
- お弁当に使う緑のバラン
で柏餅を巻いても意外と雰囲気がでるのでおすすめです。
また時期になるとスーパーに売っていたり、ダメ元で和菓子屋さんに聞いてみると売ってくれることがあります。
この記事では柏餅の葉っぱの代用品をまとめたのでお好みのものがあれば試してみてくださいね。
目次
柏餅の葉っぱの代用品、レタスや紫蘇の葉もあり
柏餅の葉っぱの代用となるものは、
- サルトリイバラ
- ナガラシワ
- コナラ
- ホオノキ
- ミョウガ
- 笹の葉
- 桜の葉
を用いて作ることができます。
これらは、植物の葉を使用することもできますし、季節になるとスーパーや百貨店の製菓コーナーに販売することもあります。
植物の葉を用いる場合には、植物に詳しくないと間違えてしまったり、探すことに時間がかかってしまったりと手間がかかることもあるので、市販のものを購入することをおすすめします。
それでも身近なところで購入することができない場合も多いですよね。
住んでいる場所によっては、販売しているところを見たことがない方が多いと思います。
わたしも柏の葉はもちろん、葉っぱ系の商品をスーパー、製菓コーナーと見かけたことはありません。
そのような方は、ネット販売で購入することができますよ!
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また、近くに和菓子店がある場合は、販売してもらえる場合がありますので、聞いてみるのも一つの手です。
柏の葉の代用で「サルトリイバラ」とありますが、実は柏餅の起源を辿ると、サルトリイバラを巻いて食べていたことがあるそうです。
遅ればせながら母と柏餅を作りました😆
西日本では柏の葉ではなく丸いサルトリイバラの葉で包む地域が多いです😄 pic.twitter.com/HRc95LWGl2— リポD (@ripoDnekotaisyo) May 20, 2021
昔の都は京(現在の京都)だった為、西日本に多い木であるサルトリイバラを使われていましたが、都が江戸(現在の東京)に移った時に関東ではサルトリイバラをあまり見かけなかった為、柏の葉を使うようになったとも言われています。
なので、柏餅にサルトリイバラの葉を使うことは、間違えではないとも言えます。
本日の調理実習は「柏餅」です。
…とはいえ、今回はほとんど母上様が作っていたものを手伝わせていただいたものです。
こしあんは小豆から、お餅はお米から作らせていただきました。
家に柏が無かったので、本日は僭越ながらバランを代用させていただきました。
ご馳走様でしたー! pic.twitter.com/5lbmZhWEmZ— Nozonbi (@Nozonbi_san) May 5, 2020
柏餅の葉の代用になるものは、本物の葉っぱを使用することで雰囲気が出ますが、なかなか入手できないという場合は、
- バラン
- クッキングシート
を代用することもできます。
本日の調理実習は「柏餅」です。
…とはいえ、今回はほとんど母上様が作っていたものを手伝わせていただいたものです。
こしあんは小豆から、お餅はお米から作らせていただきました。
家に柏が無かったので、本日は僭越ながらバランを代用させていただきました。
ご馳走様でしたー! pic.twitter.com/5lbmZhWEmZ— Nozonbi (@Nozonbi_san) May 5, 2020
バランにはさまざまな種類のものも販売されており、葉っぱっぽいものを選んだり、よく見かける緑のもので代用することもできます。
クッキングシートには色がついたものがあるので、緑のクッキングシートを使うことで本物に近くなって雰囲気が出ますよ。
クッキングシートだと、自分で形を切ることができるので、葉っぱの形に切ることで雰囲気が出ます。
今日は柏餅風の時短和菓子を作りました。上新粉と白玉粉と砂糖少しをレンジで数回に分けて加熱した生地に、金時煮豆をマッシュしたかなり甘さ控えめの餡子、そして柏葉の代わりに紫蘇の葉。突飛な組み合わせだけど案外美味しくできました。 pic.twitter.com/NXYpXC1W7J
— 桐生史 (@kohnofumiko) September 9, 2020
また、野菜であるレタスの葉や紫蘇の葉を代用することもできます。
季節を問わずに購入できる野菜であり、入手することも簡単で、バランやクッキングシートよりは雰囲気が出るのでおすすめですよ。
柏餅に葉っぱを巻く意味は何?
柏餅に葉っぱを巻く理由は、
- 縁起を担ぐ
- 保存しやすい
- 食べやすい
- 乾燥予防
など様々な思いや意味が込められています。
縁起を担いで
柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちない為、家系を絶やさないという思いから、子孫繁栄の意味を込めて柏の葉を巻きます。
保存しやすい
柏の葉には抗菌効果が期待できる「オイゲノール」という成分があります。
昔は現代よりも衛生的に保存することができなかった為、このように葉を使用していたと考えられます。
食べやすいように
餅は手で触るとべたべたとして、くっついてしまいますが、葉があることで食べやすくなります。
また、柏餅を並べたときに葉があることで、隣の餅とくっつくことを防止する効果もあります。
乾燥予防
餅は乾燥すると固くなってしまいますが、葉が巻いてあることで、乾燥しにくくなります。
これらのことが葉っぱを巻く理由でありますが、柏の葉っぱを巻くことで葉の香りがお餅につき、季節を感じることができるのが和菓子としての醍醐味だと思います。
昔の人の知恵も込められていて、昔から愛されていたお菓子ということがわかりますね。
柏餅、関東と関西の違い
こどもの日に食べるのは、関東では柏餅、関西ではちまきを食べることはご存じでしたか?
なぜ地方によって、違いがでてきたのでしょうか。
関西地方ではあまり柏の木がないので、柏の葉が入手しずらいことも理由の一つでしょう。
また、ちまきは「ちがやまき」とも言われており、漢字では「茅萱」と書きます。
茅萱は神聖な植物で生命力にあやかっているところや、中国の故事に由来しているとも言われています。
ちまきを食べる意味は柏餅と一緒で、健康祈願や厄除けの意味が込められています。
育った環境にもよるかもしれませんが、ちまきと聞くとどんなちまきを思い浮かべるか、個々に違いがありますよね。
わたしは姉妹だったので、子どもの日をお祝いする習慣はありませんでしたが、5月になるとこどもの日のお祝いメニューでちまきがでてきてはじめて食べたのが印象的です。
その時は笹の葉にもちもちしたお団子のような餅が包まれていたので、それがちまきだと思って大人になりましたが、おこわのようなちまきもあることを知って驚きました。
関東では柏餅を食べますが、先ほどもご紹介した通り、柏の葉にはさまざまな思いが込められて、願掛けのために食べられています。
江戸のころから、現在でも食べられていると思うと、長い歴史を辿っていて、すごいですよね。
関西、関東と大雑把に分けるとこの2種ですが、地方によって違うものを食べて育った人もいると思います。
どの地方でも、子どもの成長を願って食べるということは共通して言えることです。
地方によっていろんな違いがあって面白いですね。