コクとうま味のある料理を作るのに欠かせない調味料のみりん。
どんなレシピでも使われることが多く、常備されているご家庭も多いのではないでしょうか。
本格的な料理を作りたいときに役立つみりんですが、うっかりみりんを切らしてしまった!なんていうときもありますよね。
そんなとき、みりんの代用としてめんつゆが使えるのです。
そもそもみりんには調味料としてどんな役割があるのか、めんつゆをどのようにして代用するのかについて詳しく説明していきますね。
めんつゆのほかにも、みりんの代用として使える調味料がありますので、ご紹介していきます。
目次
みりんの代用にめんつゆ!万能調味料!
みりんの代用としてめんつゆが使えます。
めんつゆは、
- 醤油
- みりん
- だし汁
- 砂糖
- 塩
などを混ぜ合わせて作られたもので、これひとつでコクやうま味が出せる調味料です。
めんつゆの中にみりんも含まれているため、みりんの代用として、というよりは調味料すべてをめんつゆで代用することができるのです。
料理によってはとても近い味わいを作り出せますよ。
たとえば、親子丼や肉じゃがを作るときにはめんつゆのみで十分代用が可能です。
めんつゆを規定量の水で薄めて、お好みで砂糖や醤油を加えて味付けしてみてください。
もちろん、めんつゆひとつでも美味しく仕上がります。
そもそもみりんとは、うま味やコクのある料理を作ることができる調味料です。
みりんの原料は、
- もち米
- 米こうじ
- 焼酎または醸造アルコール
からなります。
40日~60日ほどかけて熟成されることで、甘みのある深いコクが生まれるのです。
スーパーでは「本みりん」と「みりん風調味料」をよく見かけると思いますが、通常みりんとは「本みりん」のことを指します。
みりんは、どのような場面で使う調味料なのでしょうか。
みりんが料理に与える効果としては、甘みを出す、照りをつける、コクやうま味を出す、食材の臭みを消す、煮崩れを防ぐ、などがあります。
これらのみりんの特徴を踏まえたうえで、ほかの調味料でどのように代用できるのかが大切になってくるのです。
みりんの代用に砂糖だけではコクが出ない
みりんと同じく甘みをつける調味料といえば砂糖ですよね。
砂糖はショ糖(スクロース)を主成分とする甘味物質です。
原料や製造法の違いから、みりんとは甘みの種類はまったくの別物になります。
みりんは砂糖に比べて甘みがまろやかです。
みりん大さじ1に相当する甘さは、砂糖では大さじ半分くらいになります。
甘めの味付けが好みの方は砂糖のみでも代用可能ですが、砂糖のみでみりんのコクを出すことはむずかしいでしょう。
みりんにはアルコールが含まれるので、砂糖で代用する場合は日本酒を混ぜて使うととても近い味わいになるのでおすすめです。
みりん大さじ1=日本酒大さじ1+砂糖小さじ1の分量で使ってみてください。
みりんの代用にはちみつや白だし、ほんてりは使える?
はちみつを代用に使う
めんつゆや砂糖のほかにも、みりんの代用としてはちみつでも代用可能です。
みりんは甘みがあってトロッとしていますよね。まさしくはちみつがその役割を果たしてくれるのです。
はちみつを使うことで、みりんを使ったときのように食材に照りやツヤを出すことが出来ます。
砂糖同様はちみつだけでは物足りないので、この場合も日本酒を混ぜることをおすすめします。
みりん大さじ1=日本酒大さじ1+はちみつ小さじ3分の2の分量で使いましょう。
また、はちみつは長時間加熱する料理には向いていないので、出来上がりの少し前に加えるようにしてください。
白だしを代用に使う
白だしは、昆布や鰹節からとった出汁に醤油やみりん、砂糖などを加えてつくられた調味料です。
似ている調味料としてあげられるのが先ほども出てきた「めんつゆ」です。
めんつゆはみりんの代用として近い味わいを作ることができるのですが、白だしの場合はめんつゆに比べて甘みが少ないです。
そのため、みりんの代わりとして白だしを使うと、甘みが物足りないと感じるかもしれません。
砂糖などで甘みを足してあげるとよいでしょう。
ほんてり(ミツカン)を代用に使う
上品でまろやかな甘みが特徴の「みりん風調味料」のほんてり。
本みりんにはアルコール分が14%含まれていますが、ほんてりに含まれるアルコール分はわずか0.5%未満となります。
食材の臭みを抑えたり、煮崩れ防止のために使う場合は本みりんを使うのがおすすめですが、みりんの風味やコクはほんてりでも十分出せます。
また、糖度の高いほんてりを使用した方が食材にツヤや照りがより出せるのですよ。
みりんの代用として、幅広い料理に使うことができるのでおすすめです。
まとめ
以上、みりんの代用として使えるものをご紹介してきました。
みりんが出せるコクやうま味は、みりんならではですよね。
みりんは料理に甘みを出すだけでなく、照りをつけたり臭みを消したりなど様々な効果があることが分かりました。
そんなみりんですが、手元にないときでも家にあるもので十分近い味わいを作ることができるのです。
さまざまな代用法があることを知っておくことで、調理の幅も広がりそうですね。
完全に同じものを作り出すのは難しいですが、みりんの効果や特徴を思い出し、上手に代用品を活用していってくださいね。