クッキーが粉っぽい&まとまらない時のすぐできる対処法は牛乳を少量入れてみること。
レシピ通りに作っているのに粉っぽい&まとまらないのは卵のサイズが小さかったり、部屋の気温が高いことが原因です。
どうしても粉っぽさが抜けない!まとまらない時はリメイクしてアイスボックスクッキーにしてしまうのもおすすめです。
クッキーが粉っぽい&まとまならいのはよくあることなので、まずはこの記事で書いてある対処法を試してみてくださいね。
目次
クッキーが粉っぽい・まとまらない時の対処法
手作りクッキーを作っている時、薄力粉を入れてから、なかなかまとまらなかったり、粉っぽくなってしまった際にできる対処法をご紹介します。
クッキー生地が粉っぽくてまとまらない原因は何通りか考えられますが、まずは牛乳を少しずつ入れてみましょう。
量が多いとべちゃっとなってしまうので、スプーンで少量ずつ様子を見ながらいれてくださいね。
少しずつ牛乳を足して粉っぽさがなくなってまとまればOKです。
クッキー生地がまとまらない。瓦礫じゃないよ。 pic.twitter.com/x5mRnYSuoK
— くろねこ (@JunoMoko) November 21, 2015
粉っぽい、混ざりにくいと悩む人の中で、クッキーを作っていて「切るように混ぜる」とレシピに疑問を持つ人もいると思います。
ゴムベラで生地を切るように、縦に何度も同じように動かして混ぜ合わせる工程でまとまりにくいと感じる人が多くいるのは確かです。
普通にくるくると混ぜるよりも時間がかかるので、まとまりにくいと感じるようです。
何度も切るように混ぜていれば、ちゃんと混ざってまとまってくるので、繰り返し切るように混ぜてみましょう。
この切るように混ぜるやり方は、実はクッキー作りの中で美味しさに関わるポイントとなる工程ですよ。
クッキーをサクサクな食感にするには、薄力粉を入れてから混ぜすぎないことです。
必要以上に混ぜるとグルテンという固くなる原因になる性質が出てきてしまい、固いクッキーになってしまいます。
たくさん混ぜればいいと思い泡立て器を使ってりこねたりすると、グルテンが出てきてしまうので注意してくださいね。
混ぜる工程の完了の目安は全体の粉が混ざって白っぽさがなくなればそれ以上混ぜなくても大丈夫です。
多少、粉が残っていても寝かせる段階でなじんでいくので、混ぜすぎるよりは粉が残っている程度の方が美味しくできますよ。
反対に、生地がゆるくまとまらない場合は、ラップに包んで冷蔵庫で寝かせましょう。
生地作りの工程が完成し冷蔵庫で1~2時間ほど寝かせると生地もなじみます。
もちろん、生地が完成する前に生地がゆるいと思うようであれば、一旦冷蔵庫で冷やしながら作業をしても大丈夫です。
クッキーが粉っぽい・まとまらない時の原因
先ほどもご紹介しましたが、クッキーを作る工程で、薄力粉を入れてから粉っぽくなったり、まとまらなくなる原因は、
- 材料の割合で粉が多い
- 生地の温度が高い
があります。
原因①材料の割合で粉が多い
レシピ通りに作っているのに、材料の割合が多いのはなぜ?と疑問に思いますが、よくあるのは卵の量が少なくなってしまっていることです。
どのレシピを見てもたまごは〇〇グラムと書いてあるレシピは少なく、大抵のレシピがたまご1/2個や1個となっています。
たまごはひとつひとつの大きさが違っており、小さな卵から大きな卵まであり、中身の量も変わってきます。
レシピでは、Mサイズの卵の量でも、作るクッキーの卵の量はSサイズの卵だと、粉っぽくなってしまいます。
また、卵を1/2測る時に、目分量でお皿に移す時に卵の白身がしっかりと解けていなくて、半分にしようと思ったのにも多く入ってしまうことがよくあります。
めんどくさがって、そのまま使うと材料の割合の中で水分が多くなり、べちゃっとした生地になることもあるので、材料を測る作業はできるだけ丁寧にすることが大切です。
原因②生地の温度が高い
生地を作る工程で、材料の温度が高かったり、長い時間をかけて作っていると、生地の温度が高くなり、まとまりにくくなります。
クッキー作りのバターでは、常温に置いておいたバターを柔らかくして、クリームのような状態にして使います。
冷蔵庫から出したてのバターは固くて、クリーム状にすることができないため、急いでレンジや湯せんで温めたりしてしまう事がありますが、こうすることによって生地がまとまりにくくなったり、クッキーの風味が落ちてしまったりしてしまいます。
事前に準備をするようにして、時間にゆとりをもって作りましょう。
長い時間をかけて、クッキーの生地を作っていると、生地の温度が高くなって生地がだれてきます。
柔らかくなってしまってまとまりにくくなるので、冷蔵庫で冷やしながら生地を休ませたり、エアコンをつけて室温の温度を下げて作業をしたりしましょう。
クッキーが粉っぽい・まとまらない時のリメイクレシピ
対処法を試してみたけど、上手にできなかったという場合には、違うレシピにしちゃいましょう!
生地がまとまらず、だれてしまう時は、アイスボックスクッキーや絞り出しクッキーがおすすめです。
焼成前のアイスボックスクッキー pic.twitter.com/eaAXTXn3gS
— あみんこ (@ami_148) July 1, 2022
アイスボックスクッキーはとっても簡単!
生地をラップで包んで、筒のように丸く転がして形を作ります。
そのまま、冷蔵庫に入れて1~2時間冷やして寝かせてから、冷蔵庫から出します。
まな板の上で、0.5ミリぐらいの薄さに包丁でカットしてから、天板に並べて焼成すれば完成です。
型抜きをしなくてもいいので、クッキー型がなくても作ることができますし、切るだけなので型抜きクッキーよりも時間もかかりませんよ。
冷蔵庫で寝かした後に、バットやお皿にグラニュー糖を出して、筒の形のクッキーをコロコロと転がしてからクッキーを切ると、周りにグラニュー糖がまぶされた、お菓子屋さんのようなクッキーもできます。
ココア生地も作って、形を作っていけば、金太郎あめのようなお顔のクッキーを作ることもできます。
アイスボックスクッキーはアレンジ次第で素敵なクッキーになりますので、作っていても楽しいですよ!
また、絞り出しクッキーは、生地が柔らかい場合におすすめです。
ある程度柔らかさがないと、絞り出すことも難しいのです。
特に、絞り出し袋もホイップクリームを搾るようなビニールのものでは、上手にできません。
私も経験がありますが、生地が固くて、絞り出し袋の横からクッキーが出てきたことがあり、失敗したことがあるので、製菓コーナーなどで販売している、布製の絞り出し袋で作ることをおすすめします。
絞り出しクッキーは華やかな出来上がりになるので、贈り物にもぴったりですよね。
材料の測り方や作り方をしっかりと理解すれば、美味しいクッキーが作ることができます。
めんどくさいからと焦って作らず、一つ一つ丁寧に作業をすれば、失敗も減ると思うので、是非チャレンジしてみてくださいね。