豆腐を冷凍するとまずい理由は水分が抜けてしまうからです。
豆腐は冷凍するとどうしても水分が抜けてしまい、食感が変わるので冷凍には向いていないんですよね。
でもまずいどころか美味しいという人もいて、冷凍した豆腐は高野豆腐という食材に変化します。
絹と木綿でも冷凍すると味や食感が違くなるから面白いですよね。
豆腐ハンバーグを冷凍する場合は豆腐の水切りをしっかりしないとギシギシした食感になりますよ。
この記事では豆腐を冷凍するとまずい理由や、豆腐ハンバーグの上手な冷凍方法を紹介しています。
目次
豆腐を冷凍するとまずい理由
豆腐は冷凍すると水分が抜けて本来のフワフワとした豆腐の食感はなくなりギシギシ・パサパサとした食感になります。
食べられなくなるわけではないのですが、豆腐は冷凍向きの食材ではないんですよね。
どんなに上手に冷凍したところで水分は抜けてしまいます。元の豆腐の食感から離れてしまうのでまずいと思う人もいます。
水が抜けた豆腐はダメかというとそうではなく立派な食材に変化しますよ。
豆腐を冷凍&解凍して水分を抜く方法を活かしたのがギシギシした独特な食感の高野豆腐なんですよ。
豆腐を冷凍するとまずい!美味しくするには?
料理によっては豆腐を冷凍してまずいどころか美味しく食べられます。
- 冷凍豆腐のそぼろ
- 冷凍豆腐の照り焼き
- 冷凍豆腐のナゲット
- 冷凍豆腐のトマトパスタ
- 冷凍豆腐のドライカレー
など。
冷凍した豆腐は肉のような食感になることから、ヘルシーな食事をしたい人にはもってこいなんです。
肉の代わりにソイ(大豆)ミートを使う料理も話題ですよね。
まだ開封していない状態ならパックのまま5時間ほど冷凍もできるし、開けてしまったなら使いやすい大きさに切ってジップロックに入れます・
自然解凍や流水解凍で解凍し、料理に使う前にやさしく押して水分を抜きます。
解凍中も水分がでるのでキッチンペーパーで包むと水分が抜けやすくなりますよ。
また絹か木綿かでも味が違い、冷凍しても味が変わりにくいのは木綿豆腐で食感もしっかり残ります。
絹は湯葉のような食感になるといわれているんですよ。
どちから好みかやってみても面白そうですよね。
豆腐ハンバーグを冷凍するとまずい原因
豆腐は水分が多く含まれている食材です。
間違った方法で冷凍すると中の水分が乾燥してスポンジのようにパサパサしてしまいます。
豆腐ハンバーグというとふわふわで柔らかいイメージがある人は、解凍して食べたときの食感の違いでまずいと感じる人は多いのでしょう。
でも傷んだりダメになったわけではなく、食感が変わってしまっただけで問題なく食べられます。
豆腐を冷凍&解凍して水分を抜く方法を活かしたのがギシギシした独特な食感の高野豆腐なんですよ。
豆腐ハンバーグ作ったらおっきめのやつ5個も出来ちゃった😂豆腐冷凍したらまずいけ豆腐ハンバーグもまずくなるだろーな、、、食べきれるかな、、、
— ふくら (@16_mcrn) January 5, 2018
豆腐ハンバーグは冷凍すると微妙、と…
— たうたたたかたた (@fwfwfwmkmkmk) June 23, 2021
じゃあ豆腐ハンバーグは冷凍すると高野豆腐みたいになってしまうのかというとそうではなく、ポイントを押さえれば上手に冷凍することができますよ。
豆腐ハンバーグの上手な冷凍方法
豆腐ハンバーグの上手な冷凍方法は、豆腐の水気をしっかり切ることがポイントです。
また焼く前のタネを冷凍するよりも焼いて水分を飛ばしてから冷凍した方がよりおいしく保存できますよ。
焼いた豆腐ハンバーグを冷凍する方法
<手順>
- 豆腐の水切りをしっかりする
- ハンバーグを形成する
- 中までしっかり焼く
- ひとつずつラップで包む
- フリーザーバッグに入れて冷凍する
です。
豆腐の水切りのコツ
- レンジで水を切る方法
- 重しを豆腐の上に乗せる方法
簡単&しっかり水切りするにはこの2つの方法を組み合わせます。
- キッチンペーパーを2枚重ねて豆腐一丁を包む。
- ↑を耐熱皿に置きさらにその上に耐熱皿で重しを置く。
- 500Wで3分チンする(ラップなし)。
- チンしたあとペーパーを替えて再度包む&重しをして冷ます。
この方法をすると約15%も豆腐の水を切ることができます。
レンジで加熱中に重しを置き、温め終わったらまた重しを置いて水分を出すことでしっかり水切りできますよ。
こちらで実際にこの方法を使って豆腐の水切りをしてみました。
ハンバーグをこねるときも豆腐の形が残らないようしっかり潰して混ぜ合わせ、焼くときも中まで火を通してくださいね。
ただ焼くときに割れてしまうと、解凍する際肉汁が流れやすくなり硬いハンバーグになってしまいます。
表面に焼き色がついたら弱火や蒸し焼きにしたり、レンジを使って仕上げの加熱をすると割れにくいですよ。
冷凍するときは冷ましたあと、ひとつずつラップで包みフリーザーバッグで空気に触れないようしっかり止めて冷凍庫で保存しましょう。
ラップでひとつずつ包んでおくと、解凍するときに使いたい量を取り出せるので便利ですよ。
豆腐ハンバーグには絹と木綿どっち?
豆腐ハンバーグに使う豆腐は、私はなんとなく柔らかくてなめらかな舌触りの絹だと思っていたのですが、実は木綿の方が適しているんです。
その理由は2つに含まれる水分の違いです。
豆腐って豆乳とにがりから作るんですが絹豆腐に布を敷いた容器に入れて水分を抜いたのが木綿なんですよ。
確かに、豆腐ハンバーグを冷凍するときは豆腐の水分量でおいしさが左右されるので、水分が絹より少ない木綿を使うのは理にかなっていますね。
絹豆腐はそのまま使う料理・・・サラダや冷ややっこ、鍋に入れたりするのに向いているんですよ。
焼いたり炒めたり、煮たり調理をする場合は木綿豆腐が向いています。
しかも含まれる栄養素も同じ豆腐でも違うんですよ。
絹豆腐はビタミンBが豊富で木綿はたんぱく質・脂質・ミネラルが豊富なんです。
でも豆腐ハンバーグにには必ず木綿かというと好みの問題で、その柔らかくなめらなか舌触りの絹の方が好きという人は水切りをしっかりして使ってくださいね。
豆腐ハンバーグの上手な解凍方法
豆腐ハンバーグを上手に解凍する方法は、前日に冷蔵庫に移し時間をかけて(7~8時間)解凍するのがベストです。
常温やレンジでの解凍もできますが、肉汁が流れてしまったり水分が抜けてパサパサと硬い食感になってしまいやすいです。
冷蔵庫なら時間はかかりますがゆっくり解凍していくので、解凍ムラもなく味も落ちずらいですよ。
解凍したハンバーグ(焼いたもの)は再度焼き直したり蒸し焼きにするとさらにおいしく食べられます。
冷凍のまま蒸し焼きにする方法
生のまま冷凍した場合ですが、冷蔵庫に移すのを忘れてしまったり、時間がないときは冷凍したままフライパンで蒸し焼きにすると肉汁が流れにくく上手に解凍することができます。
<冷凍のまま蒸し焼きの方法>
- 強火で焼き目をしっかりつける
- 水もしくは白ワインを入れて蓋をする
- 10分ほど蒸し焼きにする
- 水分がなくなったら蓋を取って再度強火で焼く
これならムラなく中まで火を通すことができるし、時間もかからずおいしく食べられます。
冷凍した豆腐ハンバーグの保存期間
冷凍した豆腐ハンバーグは焼く前なら2週間、焼いたもの1ヶ月が目安です。
日が経つにつれ風味が落ちていくのでなるべく早めに食べましょう。
豆腐ハンバーグを使ったおいしいレシピ
オムレツINハンバーグ
<材料>
- たまご2個
- マヨネーズ小さじ1
- 塩こしょう少々
- ケチャップ大さじ1
- 油
<手順>
- たまごを溶いてマヨネーズ・塩コショウを混ぜ合わせる。
- 油をひいて熱したフライパンで↑を流し入れ1~2週かき混ぜる。
- 一口~半分に切ったハンバーグを乗せて包む。
- ケチャップをかけて完成。
ハンバーグ入り卵焼き
<材料>
- たまご2個
- 麺つゆ小さじ2
- 油小さじ2
<手順>
- ハンバーグを一口程度にカットする。
- ↑を調味料と溶いたたまごに混ぜ合わせる。
- 油を熱したフライパンで焼く。
簡単煮込みハンバーグ
<材料>
- 好きな野菜やきのこ
- トマト缶1つ
- 水300ml
- バター10g
- 砂糖小さじ2
- コンソメ顆粒小さじ2
- 中農ソース小さじ1
- 塩こしょう少々
<手順>
- フライパンに水とトマト缶、調味料を入れて加熱。
- 煮立ったら野菜やきのこ、ハンバーグを入れる。
- 煮立ったら弱火にし20分煮込んで完成。
豆腐ハンバーグは冷凍するとまずい?まとめ
豆腐ハンバーグはを冷凍するとまずくなる原因は豆腐の水切りが甘いことが多いです。
記事内で紹介したようにレンジと重しを使えば簡単にしっかりと豆腐の水切りができますよ。
解凍するときはレンジは使わず、時間はかかりますが冷蔵庫に移してゆっくり解凍してくださいね。